本文へスキップ
 生物界の多様性の理解のもと,モデル生物と非モデル生物の併用による分子細胞生物学的研究を推進し,生命の基本原理の再構築をめざします




筑波大学 生命の樹リサーチユニット

 近年の分子系統学の成果により、生命の樹(全ての生物の繋がりを表す系統樹)が示す多様性が明らかとなり、これまで集中的に研究されてきたモデル生物は、生命の樹のごく一部の枝に相当するにすぎないことが判明しました。そこで、モデル生物の研究のみから構築された生命の基本原理を、非モデル生物が示すさまざまな生命現象をも考慮に入れて再構築することが必要となっています。筑波大の生物系専攻は、伝統的にモデル生物の研究のみでなく非モデル生物の研究にも力を入れて取り組んできており、多様な非モデル生物を扱える研究者を数多く擁しています。生命の樹リサーチユニットでは、モデル生物の研究者と非モデル生物の研究者が共同で非モデル生物をも含めた分子細胞生物学的研究を展開し、進化を基盤に普遍性と多様性の両面から生命の樹の根幹を司る基本原理を探求・再構築することをめざしています。ユニットは生物科学専攻を中心に、生命産業科学専攻、環境バイオマス共生学専攻などを担当する教員から構成されます。H26〜H30年度文科省特別経費プロジェクト“「生命の樹」研究機能の充実”は生命の樹リサーチユニットの活動の一部として実施されています。